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アーチ研修報告

Vol.1 2010年04月15日発行

ATACプリカンファレンス2009京都

平成21年12月4日(金)
京都国際会議場

「自傷・パニック・多動などの問題行動を抱える子どもへのアプローチ」

講師:香川大学教育学部准教授・言語聴覚士 坂井聡氏

参加者:曾根田

「重度重複障害の子どもとの遊びを通じたコミュニケーション」

講師:こころ工房代表 宮崎美和子氏、にしむら小児科発達支援ルームみらい言語聴覚士 岩根章夫氏

参加者:渡辺

このセミナーでは、自閉症や知的障害のある子供の示す問題行動の背景には思わぬ原因が潜んでおり、普段支援者が気づいていない何気ない行動や環境の変化にあることや、言語発達が遅れている子ども達に起こる問題行動には彼らの訴えの意味もあるなど様々な問題行動への心構えと具体的な対処方法について学びました。

障害がある人の多くはコミュニケーションをうまく取れないことでトラブルになったり、そこから対人関係が上手く行かなくなってしまうなど、集団に入れず孤立してしまうということが多くあります。よってその部分の支援がより重要になってきます。

コミュニケーションがうまくとれないではなく、コミュニケーションをとるということに困っていると考えることが重要で、支援する側は「言語で話ができているからといって相手が言っている言葉を全て理解しているわけではない」というように視点を変えてみることが大切で、意志の伝達方法が言語ではなく行動で示そうとする時に問題として捉えるのではなく、行動には必ず理由や意味があると考えて、何を伝えようとしていたのかを探ることが重要であり、コミュニケーションは言葉だけでとるものではないということを改めて感じました。

普段から「SOUL」S・・silence(静かに)、 O・・observation(よく見る)、U・・understanding(理解する)、L・・listening(聴く)を大切にしていきたいと思います。

(そねだ)

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近年、重度重複障害の子どもが増加し、さらに重度化しつつあります。その中で思いや要求を発信することが難しい子どもを前に大人が途方にくれる場合もあれば、大人が勝手に解釈して子どもを追い込んでしまう場合もあります。研修では、具体的事例を交えた話を聞きながら、子どもの残存機能に気づき、それを引き出し、子どもの反応を待って適切にフィードバックすることで少しずつコミュニケーションができるようになってくるということを学びました。

コミュニケーションは、子どもにとって遊びという活動や体験を通して「楽しい」「もっとやってみたい」という意欲が生まれ、そこから自信がもてたり気持ちを伝えたいという思いから生まれます。活動やコミュニケーションの支援のために子どもを知ることが重要です。重度障害の子どもでも「できる」「わかる」ことはコミュニケーションの大切な資源です。どんな伝達方法なら可能か、どんなことが好きで、何をどこまで理解しているかを知り、それぞれの子どもにあった支援をすることが必要です。

実際に子どもたちと関わる中で意識はしていても、つい言葉に頼ってしまう場面が多くあります。しかし表情や行動などで子どもの思いを読み取ることや、こんなこと思っているのかなと考え ることに楽しさ喜びを感じることが多いです。子どもの伝えようとする気持 ちに気づき、丁寧にくみとり、子どもたちがコミュニケーションの楽しさ、 伝わる嬉しさを感じられる関わりをしていきたいと思います。

(わたなべ)


「障害児支援ツールの最新情報と活用法」

平成21年12月9日(水)
ウィンクあいち1007会議室

講師:アクセスインターナショナル、福祉情報技術コーディネーター1級 石原洋氏

参加者:永田、石川、森、竹森、奥村、小島、赤崎、堀田、倉田、渡辺、山田、曾根田

この研修では、各事業所でコミュニケーション支援などのために使っている支援ツールなどの発表をし、最新のツールの紹介や活用法を学びました。この研修で感じたことはいかに楽しく「楽」にするかがどれだけ大事であるということです。楽しくツール(視覚的にもわかりやすいものや創意工夫できるもの)を使用し、繰り返し使用することでそれが子どもへの信頼に繋がり、子どもの自発性に結びつく大きなきっかけにも成りうる可能性を秘めた手法だと再認識しました。

(やまだ)


「音楽療法の昨日・今日・明日」

平成21年12月18日(木)
中京大学文化市民会館 第1会議室

講師:発語音楽研究所主宰、日本音楽療法学会認定音楽療法士 堀田喜久男氏

参加者:永田、石川、森、夏目、赤崎、堀田、倉田、渡辺、山田

音楽療法の研修でも、各事業所で取り組んでいる音楽活動の内容や使っている教材等を発表しました。その後は、講師の堀田先生が普段行っている音楽療法を参加者に向けて実際に楽器や教材を使い行って頂きました。この研修ではシンプルなメロディーやつながり言葉がいかに効果的なケアを含んでいるかを学びました。また質問に対し、真摯に答えられる先生の人柄のにじみでる回答も勉強になりました。

(やまだ)


「在宅における「医療的」ケアを考える」

平成21年1月19日(火)
中京大学市民文化会館 3階第1会議室

講師:訪問看護ステーションほっと所長 佐藤真理子氏

参加者:水野、石川、森、山嵜、小島、赤崎、堀田、渡辺、倉田、山田、曾根田

たん吸引近年、重度の医療的ケアの必要な人が増加しており、病院や施設の不足もあり在宅生活をする人が増加しています。厚生労働省はH17年3月ALS以外のたん吸引が必要な在宅療養者や重度障害者に対して家族以外による吸引行為を一定の条件下で認めるという通知を出しています。

現在はヘルパーなどが、たん吸引を行う動きになっています。ただ依然医療的ケアが進まない理由として、「ヘルパーと利用者の間に同意書や念書しかなく医療事故が おきても利用者にもヘルパーにも何の保障もない」「リスクが高く、医療的ケアをしなくても事業者は困らない」等があげられます。他にも、経鼻経管栄養や胃ろうで栄養剤の投与を受けている人、気管切開をしている人、人工呼吸器装着している人、嚥下や咳ができない人、意識障害のある人にとってたんの吸引は欠かすことのできない援助です。

今回の研修で「医行為」の範囲についての確認が改めてできたことが良かったです。また、たんの吸引方法も実際の器具に触れ、体験することで少し不安が減りました。しかしさらなる実技指導を受けないと難しいのではないかとも思いました。

(くらた)

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この研修では、たん吸引を行うにあたって医師などによる指導のもとで行われること、文 書による患者の同意が必要など制限はありますが、たん吸引を行うにあたって、衛生面や気道内を傷つけてしまう危険性などを考えると抵抗があるのも確かです。今回の体験と実際の現場では状況も異なってくると思うので、安心・安全にたん吸引を行うことができるような、また身近に感じることができるような場が今後増えていけば、と思いました。

(いしかわ)


「虐待防止」・・・障害のある人の味方の立場で 虐待を学び、知り、見えなかった虐待に気がついて、そして守る:ことができるように

平成22年1月28日(木)
中京大学文化市民会館 3階第1会議室

講師:子どもの虐待防止ネットワーク・あいち専務理事 兼田智彦氏

参加者:永田、西山、森、竹森、鳥居、奥村、赤崎、堀田、渡辺、山田、曾根田

虐待防止虐待から子どもを守るために私たちができることは、どんな事か講師の兼田智彦さんの経験を交えながらお聞きしました。

虐待には身体的虐待、性的虐待、養育への拒否・放置、心理的虐待のタイプがあります。

親は好きで虐待しているのではありません。なぜ虐待が起きるかというと親の生育歴、家庭の状況、社会からの孤立、子ども自身の要因、親子関係があげられます。

大人は、子どもの身体、行動に目を向け虐待の疑いがある子どもを見つけた場合、子ども の立場に立って子どもを守る。虐待の事実をきちんと記録をとり、一人で抱え込まないで様々な専門家、地域が連携していくことが重要です。

虐待している家族には理由があるので説教をしたり責 めたり追い詰めるのではなく、愛情やほめる方法での子 育てを勧めることが大切です。子育てをしていく中で親 は子どもの事を思い考え、しつけをきちんとしなければ と叩いて教えたり、厳しくしたりすることも多いと思い ます。しかし、度を超えてしまうと大きな問題になる可 能性があると感じました。時には親は肩の力を抜き、気 分転換することも必要だと思いました。

(にしやま)

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虐待防止の研修に参加して、自分がいかに「虐待」に ついて知らないかが分かりました。この研修に参加するまで「児童虐待」の定義さえ知らなかったし、「無理心中」が「虐待」という発想もなかった。知らないことばかりだったが、兼田さんのお話は興味深く、指導員としてどういう意識を持つべきかを考えさせられました。   

(とりい)

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虐待防止研修では、虐待を受けている子どもの行動のまとめ表をみました。子どもとの関わりの中で気になること、おかしいことに気付くことも周りの大人の役目ですが、同時に子どもからも逃げ場としての居場所を提供できればまだ自分では逃げ場やリラックスできる場所を持てていない子どもたちも安心してゆっくり成長できるのではないかと思いました。虐待を受けていないかと疑いの目を向けるとあれもこれもと気にな ってしまったり、過剰な考えに走らないためにも小さなことでも職場のスタッフ同士での情報や日々の出来事を共有することをおろそかにしてはいけないと思いました。

(もり)

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CAPNAホットライン

月〜土 午前10時〜16時(祝日除く) 052−232−0624

虐待をしてしまうことの悩んでいる人、虐待を受けたことに苦しんでいる人、あるいは虐待を目にとめた人が通報するための電話相談です。


「障害のある子どもたちの思春期の豊かなセクシャリティを育むために −障害児が思春期を迎えたら− 」

平成22年2月19日(金)
伏見ライフプラザ12階 第一研修室

講師:日本福祉大学社会福祉学部教授 木全和巳氏

参加者:赤崎、堀田、曾根田、山田、水野、永田、森、竹森、鳥居、小島

障がい児の思春期思春期とは「自分くずし、自分つくり」の時期である。「自分くずし、自分つくり」とは、価値観や人間関係をくずし、自分自身で選んだり考えたりすることだと学びました。

また、「自分くずし、自分つくり」をするまでの土台はとても大切で、土台が豊かであれば、その後も豊かになるでしょう。私たちのような支援者はその土台づくりに関わっていることを忘れずにていねいに支援しなければなりません。

自分くずしはとても勇気のいることで、またエネルギーも必要だそうです。障害を理由に「自分くずし、自分づくり」をさせないのではなく、この時期も支援者として彼らと向き合い、必要に応じた支援が必要です。支援の仕方や子どもとの向き合い方は、児童期と同じように個々で違うので、思春期であっても個々にあった支援、しょうがい特性を生かした支援を心がけたいです。

日本では障がいを表す言葉は『しょうがい』一つしかないが、国際基準では、インペアメント(精神身体の機能構造の不全)・ディスオーダー(精神機能の不全)・バリア(社会的な障壁)・ディスアビリティ(人との物的環境及び社会的環境との相互作用の結果生じる多次元の現象としての、生きていく上での「困難」)といったように使いわけられている、というお話は勉強になりました。

(ながた)

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障がい児の思春期思春期を迎えるには自立と依存は共有するもので、組み替えをしながら相対的依存、対等な関係を作り上げる。  自分くずしと自分つくりとは価値観をくずし、人間関係(友達つくり)をつくりあげていくこと。社会的条件がないとなかなかできず、くずすことにすごく不安を感じる。自分自身に「自信」をもって他者に対する安心感があるとエネルギーにつながっていく。  支援者は、日々のかかわりの積み重ねの中から「ことばがけ」をどのように取り入れ「わざ」を見つけていき、向きあって受け止めて土台を作ってあげるかを考えなければならない。本人が乗り越えたとき、あとからあの人のおかげと思える支援をすることが大切である。  今回は、こころとからだのプロセスでの研修を受けたが、次回はたくさんの事例や臨床を受けたい。

(みずの)


障害のある子どもたちの思春期の豊かなセクシャリティを育むために −障害児者の思春期と性− 」

平成22年2月28日(日)
労働会館東館2階ホール

講師:日本福祉大学社会福祉学部教授 木全和巳氏

参加者:赤崎、渡辺、浅井、森、岡田、山嵜

思春期の性についてというデリケートな内容を事例をふんだんに取り上げて、とてもわかりやすく講義していただきました。その中で私が特に印象的だった事柄を報告します。  

<困ることは、いいことだ>

 「性や恋愛」についての興味・関心は本人にとっては自然の感情でも、親御さんたちにしてみれば、どう対応すればいいのかよくわからず悩み困っている。そのような事例に対して、「困ることはいいことです」の観点から、恋愛関係=高度な人間関係と結びつけ、親として子どもの幸せを望むことは当然だが、本人としての幸せとは違う。本人がどう受け止めるかを見極めてから対応を考えるべき、と否定的・抑止的な対応ではなく、「おとなになること」の成長のステップとしての容認のスタンスが望ましいと述べられました。

 <自立:依存関係の組み替え>

相関図を用いながら「こころとからだの主人公になりゆくプロセス」の講義では、親への絶対的依存期から9歳の年齢を少年期の終わりと位置づけ、思春期へと移行する過程でのからだの変化→こころの変化を解説されました。親以外の対人関係の重要さが増し、「ともだち、あこがれの先輩、恋人、おじ・おばのような良き理解者」などとの人間関係の出会いが、依存と自立の繰り返しの過程で本人の成長において大切な要素であると述べられました。例として、映画フーテンの寅さんにおける登場人物の少年と、おじである寅さんとのかかわり合いが少年を「おとなへと成長」させていく機微が絶妙に描かれているとのことでした。寅さん映画を鑑賞して少年期・思春期の子どもとの関わりを参考にしてみたいと思いました。

(おかだ)

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研修に参加させていただいて、話を聞いていくにつれて自分の対応の仕方を変えていかなければいけないと思いました。毛布にくるまってモゾモゾしている子がいたとき、「モゾモゾしないよ」と言って対応してしまうので、そうではなくて「トイレに行くよ」などその行為を止めるのではなく、その行為をしてもいい場所を教えていかないといけないと思いました。      

(あさい)

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お話の中で「どんな<おとな>になってほしいですか」という問いかけがありました。ここで印象的で考えさせられたことが、障害のある人たちがおとなになれないのはおとなにさせない大人の責任ということです。障害のあるないに限らず、いろいろな経験をして失敗して、そこから悩んで考えるようになっておとなになっていくものです。しかし障害のある人に対して、まじめでコツコツを強要してしまい、仕事だけの人生にしてしまっている現実が少なからずあるのです。だから、思春期や性の問題が出てきたときに「そんなことは考えなくていい」と目をそらしてしまっているのかもしれません。また、思春期には性についてだけでなく、障害の学び直し・自分の障害を理解し受け止める時期でもあるとのことでした。

おとなになるための「自分くずし・自分つくり」は、子どもがそれまで築いていきた親や周囲の人たちとの信頼関係があり安心感がなければできません。話を聞いていてとても考えさせられることばかりでしたが、温かく見守ること、またどう関わっていけばいいのかということも自分自身常に考えながら支援していきたいと感じました。

(わたなべ)


児童発達支援に関わる全国職員研修会 障害児支援体系の一元化 」

平成22年2月24日(水)〜26日(金)
全国身体障害者総合福祉センター(戸山サンライズ) 

 参加者:山田、渡辺

平成24年度4月の児童福祉法改正に伴い、障害児通園施設の一元化への流れが進んでいます。一元化に向けてどのような仕組みになるのか、またどのような支援が求められるのかということについての研修会に参加してきました。  児童福祉法改正によって、下図のように現在ある三種別の通園施設と障害者自立支援法のおける児童デイサービスが児童福祉法に基づく児童発達支援センターに一元化されます。

障害児を障害者の子ども版としてみるのではなく、どんな子どもも子どもとして発達を保証された上で、特別な支援を必要とするという観点から児童デイサービスも障害者自立支援法ではなく、児童福祉法に一元化されることになります。

(わたなべ)


アーチでは、昨年12月からサービス提供内容の充実と職員スタッフのスキルアップのためにスタッフ研修会を始めました。

毎月第三土曜日にそれぞれのスタッフが外部研修で学んできたことの報告や、障害に関する知識・理解を深めるための勉強をしています。

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12月19日(土)春日野コミュニティーセンター(参加者12名)          

1、自閉症の理解と支援
2、ATAC2009京都プリカンファランス報告(曾根田)

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1月16日(土)榎コミュニティーセンター(参加者12名)

1、こんなときどうする?軽度発達障害
2、ATAC2009京都プリカンファランス報告(渡辺)

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2月20日(土)江西コミュニティーセンター(参加者14名)

1、てんかん
2、マナー講座〜キモチが伝わる行動のコツ〜(山田)

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3月20日(土)榎コミュニティーセンター(参加者17名)

1、児童発達支援に関わる全国職員研修会報告(山田・渡辺)
2、グループディスカッション「働きやすい職場のために」

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今後もアーチではスタッフ研修を積み重ね、利用者のみなさんへの支援の質的な向上につなげ、生かしていきたいと思います。

 

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