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アーチ研修報告

Vol.12 2012年2月15日発行

第2回児童発達支援協同研修会 「サービス提供事業者における虐待防止」

平成23年12月18日 中京大学文化市民会館 13:30〜16:00
講師:堀江まゆみさん(白梅学園大学教授、PandA-J代表)

参加者:赤崎・堀田・山田・小澤・白井・東條・安井・林・六浦・浅井・田川・曽根田

アーチ虐待には身体的虐待、性的虐待、経済的虐待、ネグレクトの4種類があります。そして誰にでも「ひとりの市民として、社会から認められるさまざまなチャンスを使いながら地域生活を楽しむ権利」「ひとりの人間として、尊敬・尊重され、身体的にも精神的にも侵害されない権利」があります。

虐待防止で大切なこととして支援をする上で利用者と支援者とが対等な関係を築くことだとおっしゃっていました。支援されている側と支援している側では構造的な上下関係ができてしまうそうです。「介助してもらっているのだから少しぐらい我慢しよう」など自分が少しぐらい嫌な思いをするだけなら我慢をしてしまおうと思っている方が少なからずおり、支援者側からすると対等に接しているつもりでいるということがあるとのことでした。対等なつもりで接しているのに支援されている側からしてみたら、言えずに我慢をしていることがある。この「つもり」はとても怖いことだと思いました。支援されている側が嫌だと思っていることをくみ取ることが出来ずに支援を続けていると、 と気づかないうちに虐待を繰り返していることに なります。支援されている方の言えないSOSに 気づくことがとても大切なので表情や仕草など 今まで以上に観察していく必要があると思いま した。

虐待の多くは小さな不適切対応(行為)が日常 的に繰り返されるようになることで起こっている とのことでした。不適切対応(行為)をしてしま った場合はすぐに謝りセルフリセットすることが とても大切で、利用者に対して謝ることが不適切 対応の積み重ねをなくし、虐待を防止するとおっしゃっていました。常に支援者が利用者への対応としてあっていたのか、もっとよい対応の仕方はなかったのか。もしかしたらこれは不適切対応なんじゃないだろうかを常に考えることで、小さな不適切対応が減り虐待を防止することができるのです。毎回自分の支援法はどうだったのかを振り返ることがとても大切になってくると思いました。名前の呼び方だけでも「〇〇ちゃん(くん)」 と呼んでいると声のかけ方が子どもに話しかけているかのようになり、 「〇〇さん」と呼んでいると丁寧な言葉づかいになるので呼び方にも注意 して支援をしていきたいと思いました。(安井由香)

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支え合いのまちづくり事業 「オリジナルゲームをつくろう!!」

平成24年1月7日 南区役所講堂 13:30〜16:00
講師:藤田紀昭さん(同志社大学スポーツ健康科学部教授)

参加者:東條

最初の座学では、スポーツと一概に言っても「するスポーツ」・「見るスポーツ」・「支えるスポーツ(ボランティアなどが関わったスポーツ)」・「創るスポーツ」と4つがあり、その中でも「創るスポーツ」は、似たようなものでも対象者・環境により、やり方や用具の工夫で全く違ったものになることから、スポーツやゲームを数限りなく創りだすことが可能なのだということを学びました。

また1人で悩まずチームで取り組むこと、頭で考えているばかりでなく実際にやってみること、そしてどれも間違っているものはないというポイントを学びました。私は頭の中で考えて結果をだそうとしていたので、根本的な部分が違ったのだと気付くことができました。

その後のグループワークでは6・7人のグループに分かれ、ペットボトル・新聞紙を使用した遊びを創りました。"新聞紙を使った遊び"という課題でも"破って遊ぶ""丸めてボールにする"という遊びだけでなく"複数枚合わせて大きな鶴を折る""新聞紙を数回破ってパズルにする"といった斬新なアイデアがたくさんでました。グループワークを通じて学んだ"みんなで意見を出し合って遊びを創る"という考え方を今後の遊び創りの参考にしたいと思います。現在、多くの事業所で様々な障害の子がおり、スポーツを一緒に楽しむ場所が少なく、体を動かすことが減っているようです。それでも体を動かす機会は必要なのだから、柔軟な発想でみんなが楽しめる遊びを考え行なっていきたいと思いました。(東條守雄)

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第3回児童発達支援協同研修会 「親のための虐待防止マニュアル」

平成24年1月8日 なごやボランティアNPOセンター 13:30〜16:00
講師:堀江まゆみさん(白梅学園大学教授、PandA-J代表)

参加者:赤崎・堀田・山田・小澤・永田・白井・東條・安井・林・岡田・曽根田

虐待の事例として以前マスコミにとりあげられた虐待の話題をいくつかお話いただきました。お話の中で印象的だった今一体それぞれの場面でどのような虐待や権利侵害がおきているかというお話と発見後の通報先とその後の処置を報告します。

家庭での虐待…身体的暴力・言葉による暴力・ネグレクト・性的虐待があげられます。性的虐待の事例としてお話いただいたのは、家と学校を、行き来するだけの生活を送る重度障害の女の子が妊娠をした原因を調べていくと、家庭での虐待によるものだったというケースです。

アーチ企業・就労での虐待…実際に起きた虐待のケースとして1996年に起きた「アカス紙器」事件(水戸事件)のお話を伺いました。大きな虐待は小さな不適切な対応から始まってしま うと堀江先生はおっしゃってみえました。虐待を受けた、障害者は「僕が(私が)悪かったのだ」ということが多いそうです。寮に住んでおり、親もわからなかったということや就労先の指導者は躾と言って虐待を行なっていたそうです。また堀江先生のお話で印象的だったのは、このアカス事件の社長は周囲からは『いい人』と言われていたそうです。 またその後この事件はテレビドラマとして放送されました。

学校での虐待…浦安事件。この事件は千葉県浦安市立小学校養護学級で2003年、担任教諭が受け持ちの知的障害児に対して暴行やわいせつ行為を繰り返した事件です。この事件は被害者女児の切実なSOSで母親が気づき、教育委員会に訴えましたが、教育委員会や市は担任教諭を全面的に守ったそうです。東京高裁では証拠不十分により無罪でしたが、障害児に対する理解を持った女性警官やこの裁判の裁判長により、実質的には虐待防止への取り組みが進みました。被害者女児の切実なSOSとは、大好きだったスカートをはかなくなった、大嫌いだったお風呂に学校から帰宅後すぐにはいるようになった、生理でもないのにナプキンをつけて学校に行きたがる、絵に男性器を書くなどの行動・言動があったそうです。

施設・福祉サービスでの虐待…まだ私たちの記憶にも新しい2011年神奈川県厚木市の社会福祉法人が運営するグループホームでの性的暴行事件を事例にお話下さいました。この事件も被害者女性の切実なSOSから発覚し、このグループホームは良質なホームだったため、公開報告会を行い、なぜおきたのかをきちんと報告したそうです。  ☆私たちは仕事上、虐待を発見することがあるかもしれません、そんな時の通報先とその後の処置についてまとめてみました。

家庭内の虐待については…通報先は市町村。被害者の生命や身体に重大な危険が生じる恐れがある場合、市町村職員は家族の許可がなくても自宅に立ち入り調査できる。 施設の虐待については…通報先の市町村から報告を受けた都道府県が監督権限に基づき調査し指導、虐待の状況や対応を公表する。

職場の虐待については…通報先を市町村か都道府県とし、報告を受けた労働局が調査・指導にあたり実態などを公表する。

まだまだ、多くの虐待が世の中に隠れているということが先生のお話からわかりました。 私たち支援者が見てみぬふり・気づいていて気づかないふりをすることもネグレクト・虐待 です。また上記に記録した事例でもわかるように虐待は被害者の小さな・切実なSOSから 発覚します。その『ひとこと』から事実背景をどれだけ探り出せるかが重要なのだと感じま した。『ひとこと』は言葉でないかもしれません。言葉で話せなくてもなんらかのSOSを 出している方も見えると思います。『気づいて』というそのシグナルに気づける支援者でいな ければと思います。また、虐待に気がついた時どのように対応すればよいのかを支援者・大 人として知っておく必要があると感じました。虐待とひとまとめに言っていますが、どこか らが虐待なのか、何が虐待なのか改めて考えた研修でした。(永田智子)

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第4回児童発達支援協同研修会 「子どもの発達と感覚統合」

平成24年1月29日 なごやボランティアNPOセンター 13:30〜16:00
講師:小松則登さん(愛知県心身障害者コロニー中央病院 作業療法士)

参加者:赤崎・堀田・山田・小澤・永田・白井・東條・安井・田川・曽根田

今回の研修では子どもの行動の意味、遊びの意味、私たちの捉え方を学び ました。研修の中で先生がおっしゃった『あそびは子どもの発達の栄養素』 という言葉は印象的でした。『あそび』の中で子どもと一緒に大人(支援者)も 楽しむことが大切です。子ども自身は楽しいと感じる中で感覚というものを 育てていくのだと思います。無意識に自由にのびのびと遊ぶことで前庭覚・固有覚・触覚・聴覚・視覚は段階を踏んで育っていくのです。  

そんな子どもの成長を見守る私たちは、子どもたちに与える感覚情報の範囲(環境や刺激)を広げることが必要です。その感覚情報から子どもたちがどのような情報を得て、どのように処理をして脳がどう働いてこの行動が生じているのかを考えることが重要だと学びました。

ワイワイ・ガヤガヤ・ドタドタ・バタバタだけが遊びではないということを改めて考えた研修でした。

子どもたちとかかわる中で、子どもの動きを1つひとつ丁寧に、細かく、子どもの行動の意味を考え、見極める目を持ちたいと思いました。(永田智子)

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アーチ今回の研修では、感覚統合について学びました。感覚統合の理論の説明は聞いていてとても難しかったのですが、感覚統合的視点という、環境から本人がどのような情報を得て、どのように頭の中で処理をして、脳がどう働いてこの行動が生じてきているのかを考える、このような見方が必要だということが理解できました。

実践では、子どもの1つ1つの行動においてなぜその行動をしたのか、どういうときにその行動をしているのかなど、細かく分析して考察していくことが大切であるとのことでした。例えば、子どものやっていることを支援者側が問題行動と捉えても、その子どもにとっては何も問題でなかったりすることもあります。支援者側の目線でものごとを見ていると一方的な決め付けで支援が行われてしまうということが起きてしまいます。子どもがとる行動の意味を考え、子どもの背景にあるものを分かろうとすることが、子どもを理解することにつながっていき、信頼関係の構築の土台になるように 思います。

子どもは遊びを通して発達していき、遊びがう まくいっていないと発達がうまくいきにくいとい えるそうです。遊びは、本人の内的欲求に導かれ ることを忘れてはならず、無理やり強制してやら せるのではなく、子どもが好む遊びには、その子 どもが必要とする感覚入力が含まれると考えられ、 また本人のやっていることが、本人のできること であって、それが発達を促すことにつながるそう です。

私たちのような支援者に求められることは、子どもに何かを教え込むのではなく感じさせること(知覚させること)で、本人がその時求めていることをキャッチし、また好きなことや得意としていることを分析し、それをどう遊びや日常生活の中に取り入れていくかを考える力を磨いていくことだそうです。簡単なことではないですが相手側の立場・目線から物事をみることができ、発想力のある支援者になっていきたいと思います。(曽根田知恵)

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<アーチスタッフ研修参加予定>

・2月25日(土) 児童発達支援協同研修会  「子供を観て楽しむ〜堅い発達理論と温かな子どもの姿〜」

・2月4日(土)・18日(土) / 3月3日(土)・4日(土)  「医療的ケア研修」

 


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