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アーチ研修報告

Vol.13 2012年4月15日発行

第5回児童発達支援協同研修会 「子どもを観て楽しむ〜堅い発達理論と温かな子どもの姿〜」

平成24年2月25日 なごやボランティアNPOセンター第1研修室 13:30〜16:00
講師:小平英志さん(日本福祉大学子ども発達学部心理臨床学科 准教授)

参加者:赤崎・堀田・小澤・白井・永田・東條・安井・林・水野・西山・柴田・曽根田

アーチ今回の研修の中では、認知発達の段階ごとに実際の乳幼児の様子を映像(アフォーダンスの視点から乳幼児の育ちを考察―特別付録DVD‐ROM動くあかちゃん事典 )で見ていきました。

ここでは、ピアジェの提唱した認知発達の段階を挙げていきます。

まず感覚運動期(〜2歳)は、生まれたての赤ちゃんにとって自分の身体は外界の対象で、様々なものを模倣することで学習が成立し、運動を繰り返すことにより、感覚と運動の関連が学習されていきます。例えば、ガラガラを振る→音がでるなどです。

前操作期(2歳〜7歳)では、言語を使用するようになる、夢を報告するようになる、おままごとをするようになるなど、頭の中で思考できるようになり、次第に目の前に存在しないものについてもおきかえて想像することができるようになります。また、自我の芽生えもあり、自分の「つもり」と違うことが起きると泣いたりすることも出てきます。

具体的操作期(7歳〜11歳)では、数の概念が理解できるようになる、量の保存の概念を獲得する、また他人の心について配慮した行動ができるようになります。

形式的操作期(11歳〜15歳)では、仮説を立てて、それを論理的に証明できるようになり、事実に反した状態を仮定できるようなります。また概念を駆使した思考が可能になり、認知機能としてほぼ完成を迎えます。簡単に言うと世界を理解し、世界を自分の内部に取り込み、それを理論化して現実の世界と切り離すことで、自由な認知と思考が可能になるという過程です。

発達理論という言葉だけを聞くと難しく堅苦しい感じがしていたのですが、実際の映像を見ながらの研修会だったため、赤ちゃんからの身体と心の発達の姿を目で見て行くことができ、とてもわかりやすく理解することができました。 ただ、このDVDがあくまでも一例であり、人の発達は十人十色で、他と同じ速さで同じように成長していくものではなく、その子どもなりにゆっくりじっくり進んでいくものだということを忘れてはいけないと、あらためて確認した思いです。            

(曽根田知恵)

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NPO法人愛知県自閉症協会つぼみの会主催
「施設職員のための連続セミナー  〜自閉症の理解と支援〜」

平成24年2月5日・3月11日 名古屋市高齢者就業支援センター10:00〜16:00
講師:諏訪利明さん (神奈川県海老名市立わかば学園園長)

参加者:安井

今回の研修は2日間にわたり、1日目は自閉症のことについて重点的に勉強しました。

自閉症の特性として言葉で聞く情報よりも映像として目で見た情報が頭に入りやすい・変化への適応が苦手・興味関心が限られているなどがあります。

自閉症でなくてもこだわりがある人はたくさんいます。自分の中にあるこだわりに気づき自閉症は遠い存在ではないことを知ることが大切で、こだわりは止めてしまうのではなく「なんで興味関心がそこにあるのだろう?」と常に考え支援していくことが大切だと思いました。

2日目に自閉症の人に意味をわかりやすく伝えていく方法である『構造化』のことを勉強しました。始めと終わりを明確にし、何をする場所なのかを決めてわかりやすくするなどのことを構造化と言います。

障害の有無に関わらず、誰しもスケジュールに則って社会に適応した生活を送っています。自分の中で「この時間までにはこれを終わらせ、次のことをやろう!!」と毎日決めて暮らしているのです。また、自己を抑えて周りに合わせるスケジュールがずっと続くとストレスが溜まってしまいます。なので、楽しいことがたくさん入っていて期待の持てるスケジュールが次にくるようにすることが大切だと思います。

一人ひとりにあった本人が納得できるスケジュールにすることが肝心なこと。スケジュールには変更も当然あるものなので、変更の機会を理解できるように作ることで柔軟性を身につけることができるということでした。

洗濯を毎日している子がいつもと同じように雨の日でも洗濯をしてしまうことがあるとも聞きました。天候などでの変更にもスケジュール等を使い、今日はやらなくてもいい日と自分なりに理解できるということはとても大切で必要だと思います。

スケジュールで伝えるポイントは、
@「何」をするのか 
A「どれだけ」するのか 
B「どうなったら終わり」であるのか 
C「次の活動は何」なのか
…以上4点です。

何も知らされていない状態で「〇〇していてください」と言われて、そう言った人がその場からいなくなってしまったらどうでしょう。始めのうちは言われたことを「やろう!!」と思うこともできますが、聞ける人がいない状態で時間が経過していくうちに「まだしなくてはいけないのか?」等の疑問が不安につながります。「どれだけ、どうなったら終わりなのか」を伝えながら、わかりやすい支援をして行きたいと思いました。           

 (安井由香)
※イラストは、富士通「特別支援携帯アプリ絵カード」より

 


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