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アーチ研修報告

Vol.19 2013年4月15日発行

障発達障害の子どものコミュニケーション〜困ったときの接し方〜

日時:日時:平成25年3月24日(日)
場所:西生涯学習センター
主催:あいち児童発達支援連絡会
講師:田中直樹さん アスぺ・エルデの会 事務局長

参加者:赤崎、山田、小澤、平松、石川、安井

研修報告今回の研修は障害の基本的な特徴をはじめ、利用者の現状の把握の仕方、捉え方を学びました。はじめに発達障害とは何か、自閉症スペクトラム(三つ組の困難さ=社会性、コミュニケーション、イマジネーション)、学習障害、ADHD等のお話を聞きました。障害名(診断名)はいくつもあるが障害名に対しての支援をするのではないのです。その人なりのやり方や覚え方でできることを増やしていくことが大切なのです。

彼らの多くは生きづらさを感じています。周りと同じようにはできにくいですがその子にあった工夫や時間を掛けるサポートがあればできます。ひとつひとつの感覚や捉え方、発達の道筋が多くの子どもたちとは異なります。例えば…オムツには用がたせるが、トイレだとできないAくん。彼の感じ方として、オムツだと受け取ってくれるが、トイレだと全て吸い取られてしまいそう。内臓まで出てしまう感覚があることも考えられます。

また、言葉の捉え方にも特徴があります。彼らはとても素直です。素直なゆえに言葉どおり捉えてしまいます。例えば…母が「雨が降ったら洗濯物を取り込んでおいてね」という意味をこめてBくんに「雨が降るといけないからお空見ててね」と伝えた場面です。雨が降ってきてもBくんはお空を見続けていたそうです。とっても素直です。でも彼らにとって私たちの日常会話がどれだけわかりにくいかがわかる例えだったかと思います。

ひとつひとつの感覚や言葉の捉え方、発達の道筋が多くの子どもたちと違うことがあります。そんな彼らとの関わりの中で大切にしたいことは…

・課題は本人のスキルに合わせて  
・指示は具体的に
・見通しを持ちやすく       
・1回の指示に1つの内容、丁寧に
・周囲からの刺激を少なく

また、視覚的な指示は入りやすく、課題は実行可能なスモールステップから、また単に手順を追うのではなく到達点からさかのぼる方が効果的であるとのお話でした。

演習(グループワーク)では、自分自身の現状を把握するため、自分のよいところ・努力しているところ・困っているところを書きだしました。日本人の特徴として困っているところから書き出す(書きやすい)人が多いとのことです。自分のよいところは思いつかなという方が多かったですが、講師の田中氏の一言で参加者はペンが進んでいました。その一言とは…「今日研修に参加しているということもよいところですよね。」という言葉。また、「毎日食事を作っている、毎日洗濯をしていることなどもよいところですよ。」と優しい一言。

引き続き同じような視点で各自が関わる子どもを思い浮かべ、よいところ・努力しているところ・困っているところをあげました。記入した内容を各カテゴリー【言葉・食事・排泄・時間・対人関係】にわけていくと、子どもの課題やいいところが具体的に見えてきました。このように個別支援計画を作成するとより細かく子どもたちのことがわかるなぁと思いました。現状把握(整理整頓)することで課題(支援計画)の設定の仕方を的確にし、子どものできることを1つずつ増やしていくことができればと思います。 (平松智子)

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「児童福祉法改正から1年、今 改めて地域における発達支援を考える」

日時:平成25年2月22日(金)〜23日(土)
会場:東京大学 鉄門記念講堂
主催:一般社団法人全国児童発達支援協議会

参加者:山田

行政説明:(厚生労働省 障害児支援専門官 大西延英さん) (文部科学省 特別支援教育調査官 石塚謙ニさん)

厚生労働省と文部科学省、それぞれの担当者より、平成25年度予算案の説明と、福祉行政と教育行政との連携、共通認識としての児童発達支援センターの重要性について説明がなされた。厚労省からは、障害者の谷間を埋める障害者総合福祉法施行、児童発達支援センターの経営課題解消に定員を超えた受け入れが可能なことなど、文科省からは個別指導計画やインクルーシブ教育構築に注力するということが報告された。

記念講演: 「障害者制度改革の三年間〜その産物と課題〜」(日本社会事業大学教授 佐藤久夫さん)

三年間の障がい者制度改革推進会議をとおして福祉と教育との連携を進めるための通達や制度ができてきた。今後も本人や家族の思いを聞き、地域の一員として保護の対象から権利の主体へという取り組みが必要である。制度改革の産物を実現するための改革継続、法律改正が肝心となることを強調された。制度の見直しが障害者総合福祉法の障害者の定義の拡大などで終わらず、政策・計画策定の当事者参加、骨格提言の意義があやふやにされていることをどう反転させるかがポイントになってくる。今年以降、障害者制度の見直しをしていく中で骨格提言の実現に対して、予算という財政論などを壁として立ちはだかる現状に困っている有り様とか。

シンポジウムT:「地域での育ちを支える障害児相談支援」

地域での育ちを支える障害児相談支援。子ども達が大人になり地域で暮らすときに生きづらさが生じないようどのような相談支援が大切か、という市町村・事業者の共通理解が必要である。個人の尊厳を守る中立性とニーズの多様化に対応できる専門性とが相談支援の柱。地域自立支援協議会における情報共有もその支えとなり、障害の有無にかかわらない共生社会を築くこと、つながりを広げることの意義を考えさせられた。

シンポジウムU:「母子保健と発達支援」

母子保健と発達支援に関して、平成25年より母子保健法の一部が改定された。これにより母親の妊娠期から育児期にかかる支援体制の充実が図られた。養育医療の充実などきめ細かいフォローを可能にし、見守ることで母子保健・子育て支援の連携強化が見込まれる。それにより、よりよい育児支援を形成し、早期の児童発達支援と親支援に役立つと期待できる。     (山田英玉)


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