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アーチ研修報告

Vol.37 2016年4月15日発行

第7回 全国施設管理者等研修会 「発達支援に求められる専門性」

日時:2016年2月26日(金)〜27日(土)

「我が国の発達支援を鳥瞰する」
一般社団法人 全国児童発達支援協議会 会長 加藤正仁さん

「子供・子育て支援と障害児支援」  
淑徳大学 総合福祉学部 教授 柏女霊峰さん

「障害者差別解消法について」  
毎日新聞論説委員 野沢和弘さん

「厚生労働科学研究からみえてきた障害児福祉に求められる専門性」         
筑波大学 人間総合科学研究科 教授 小澤温さん

参加者:芝

アーチ研修報告発達支援に求められる専門性についての研修に2日間参加させていただきました。

今後の障害児支援が進むべきで必要な事として大きく分けて、

@地域における「縦横連携」を進めるための体制づくり
A「縦横連携」によるライフステージごとの個別の支援の充実
B継続的な医療支援等が必要な障害児のための医療・福祉の充実
C家族支援の充実
D個々のサービスの質のさらなる確保 の5点が上がりました。             

アーチ研修報告しかし、放課後等デイサービスは行われている支援の質に大きな開きがある事を指摘され、上記の5点をより具体的に提示し2015年4月に放課後等デイサービスのガイドラインとして通知されたとの説明がありました。ガイドラインの内容を踏まえつつ、各事業所の実情や個々の子どもの状況に応じて不断に創意工夫を図り、提供する支援の質の向上に努めて支援していくとの内容でした。

その他にも、「縦横連携」充実のための具体策も重要なテーマだとおっしゃっていました。  

「ライフステージに応じた切れ目の無い支援」 を縦の連携、「保健、医療、福祉、保育、教育、就労支援等とも連携した 地域支援体制の確立」を横の連携と挙げられています。

これからの障害児支援の基本は、子どもたちに当たり前の生活を保障することにあり、その為に地域生活支援が最も必要との事でした。縦と横の連携をしっかり行っていかないといけないと改めて感じました。  

また、4月より施行される、障害者差別解消法の話もありました。アーチ研修報告障害者差別解消法とは、障害のある人への差別をなくすことで、障害のある人もない人も共に生きる社会をつくる事と説明がありました。

この講義は、差別的な扱いや合理的配慮義務違反の内容から 始まりました。

差別的扱いの例として、「障害を理由に大学入試を受けさせな い」、「障害を理由にレストランの入店を拒否される」、「障害を 理由に選挙権をはく奪」等が挙げられました。

合理的配慮義務違反の例として、「受験して合格したが、大学 にエレベーターがなくて教室までいけない」、「大学に車いす用 トイレがない」、「『障害者の方もどうぞ』と言われるが、階段や段差でお店に入ることができない」、「後見人が付いている知的障害者の選挙権が回復したが、候補者名の名前が読めないため投票することができない」等が挙げられました。

アーチ研修報告それに対し、合理的配慮とは「障害のある人が日常生活や 社会生活を送る上で妨げとなる社会的障壁を取り除くために、 状況に応じて行われる配慮」のことを言います。「筆談や読み 上げによる意志の疎通」、「車いすでの移動の手助け」、「学校・ 公共施設等のバリアフリー化」など、非常に過度の負担になら ない範囲で提供されるとのことでした。

アーチ研修報告合理的配慮がされず困ったときには、地域相談支援員や広 域専門指導員に相談をするという事も教えていただきました。               

しかし、合理的配慮が何かわからない人も多いのではな いかとの事も話にあがりました。例えば、「障害者の優先駐 車場のあるマンション」、「障害者に優しい歯医者さん」、「障 害者宅への市役所からの文面の配慮」、「東京ディズニーラ ンドの解かりやすい手話」、「自閉症の利用者への配慮」、「認 知症の人への優しい声かけ」などが合理的配慮としてあげ られ、ちいさな事でも合理的配慮になり、すぐにできるこ とも多いとのことでした。

障害者差別解消法の話を聞き、取り入れている学校や施 設など増えてきているとの話もありました。障害のある人 もない人も暮らしやすい地域へ少しずつ向かっていると思うことのできる講義でした。 私も合理的な配慮を集め、支援の中で子どもたちが少しでも過ごしやすいと思う環境にしていきたいと思いました。(芝恵里奈)


あいち児童発達支援連絡会 第3回学習会 肢体不自由児の理解とかかわり方の基本

日時:年3月17日(木)
主催:あいち児童発達支援連絡会
講師:藤田保健衛生大学 助教 伊藤美保子さん
会場:東海市立勤労センター

参加者:大久保

この研修では、作業療法(OT : Occupational Therapy)の基本と、それを身近に活用し、肢体不自由児の支援に援用する事例について学びました。  

作業療法士とは、「身体又は精神に障害のある者、またはそれが予測される者に対し、その主体的な生活の獲得を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す作業活動を用いて、治療、指導及び援助を行うことをいう」とあります。  

アーチ研修報告作業療法は 

・運動だけではなく、感覚においても役立てる こと
・手や足だけではなく、嚥下や言語においても 役立てること
・身体機能だけではなく、高次脳機能・認知機 能においても役立てること

を講師の伊藤さんはお話になりました。

特に伊藤さんが強調していた点は、支援者と支援を受ける側のマンツーマンで行う支援だけではなく、支援者と支援を受けるグループ、いわゆる集団での支援が可能ということです。集団での支援は社会性の発達においても役立つので、日頃の支援で役立てていくことが重要であるとお話になりました。  

アーチ研修報告支援するにあたり、まず念頭に置かなければならないことは、「各関節や各筋肉の緊張が強すぎても弱すぎても感覚がわかりにくい」ということです。つまり、よい姿勢を保つことが大切だということです。そして、よい姿勢であれば、よい運動が可能となります。よい姿勢・よい運動についての理解が深まり、「もっとも楽な姿勢であり、よい姿勢がよい運動を生み出す」ということを学ぶことができました。

具体的には、まず骨盤と背中に注意してサポートするということです。それには道具(用具)を使った修正も手段であること、骨盤と背中のサポートが「よい姿勢の基本」であるということでした。

また、よい運動については、骨盤と背中をサポートした姿勢において、軽い負荷で、かつ、頻度の高い(繰り返し行う)運動が、こわばりのない良質な筋肉を生成するということが理解できました。

アーチ研修報告特に、よい姿勢についてですが、座った姿 勢の違いを事例として話になりました。背中に支えを置いたり、手すり を設置したりするなど、サポートされたよい姿勢で座っている写真と、 何も支えなどがない写真が比べられて掲載されていました。サポートされたよい姿勢の写真は何も支えなどがない場合に比べると、筋肉や関節のこわばりが軽減されて、とても穏やかな表情をしていました。2枚の写真の違いには、目を見張るものがありました。「支援を受ける人たちにとって、楽でない支援はよい支援とは言えない」ということを再認識できたので今回の研修に参加して大きな意義がありました。                

アーチ研修報告子どものリハビリには遊びの要素が必要であり、子ども同士(同じ世代)の集団の中で、やりたいこともやりたく ないことも遂行していくことで、将来の成長(進学・就職)につながるそうです。

すなわち、集団関係技能を支援していくことが重要であることが強調されていましたが、これは、前述のように、作業療法がマンツーマンだけで はなく、対集団についても大いに期待される方法である ということです。

私たちが作業療法や感覚統合の視点を常に意識していく ことが大切です。実際にご利用になっている一人ひとりの 方々が、遊びを通して知らず知らずのうちに、よい姿勢、 よい運動、そして人間関係や社会性が身についているとい うことを再認識することができました。利用者の方々がよ り楽しめるような活動や遊びの計画を立て、子どもたちに とって楽しいと思ってもらえる支援を実践していきたいと 思いました。(大久保元紀)


〜〜今後の研修予定〜〜

・「発達は飛び越えられない、なぜこんなことしなくちゃならないの?」
日時:4月17日(日)
会場:愛知県社会福祉会館ボランティア学習室
講師:NPO法人しっぷ 船橋温子さん

・「障害児通所発達支援事業所指導員初級研修」   
日時:5月10日(火)   
会場:名古屋市総合社会福祉会館  


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