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アーチ研修報告

Vol.40 2016年10月15日発行

カトレア・サービス  スタッフ研修
「性に関しての支援」

日時:平成28年9月7日(水) 
参加者:堀田、山田、小澤、平松、田川、大久保、小澤由、曾根田、鳥居

アーチをご利用してくださっている利用者さんの中学生、高校生の割合が増えてきたこともあり、アーチでは性に関しての支援をどのように対応していくかという研修を行いました。今回の研修の事例は「人前での性器を触ることについて」です。男性スタッフ、女性スタッフのグループに分かれてグループワークを行ないました。

女性スタッフのグループの事例検討のテーマは、「人前で 胸を触る女性、人前で性器を(ズボンの上から)触る女性を スタッフが発見した時に、どう対応し伝えていくか」です。

まずは、「その子がどんな遊びが好きなのか?」、「いつも はデイでどの様に過ごしているのか?」、「家や学校、他事業 所では触っているのか」などの情報収集を行ないました。

その話し合いの中で、胸をずっと触っているわけではなく 触っていない時もあること。触っているときはどんな時で、 触っていない時はどんな時なのかを知ることが大切という意 見が出ました。

彼女の興味が強い活動やおでかけをしている時には触っている姿が見られないということや、触ることが感覚遊びになっているのではないか、何をしていいのかわからないときや 見通しが立たず暇なときに触っているのではないかということがわかってきました。

次にどのように支援していくかを考えました。

【発達段階を知る】

・発達段階を知ってどのような支援が必要なのかを考える。
・似たような感覚のおもちゃを触ることで代替行為になる場合はおもちゃを持ってもらう。

【触ってもいい時間、場所をつくる。】

・着替えの時は服の着脱で肌が擦れて気になるときもあるから触ってもOK。
・トイレや1人になれる部屋なら触ってもOK。等

【支援方法を統一化】  

・触っているのを見たら、最初は嫌がるかもしれないけど一人になれる部屋 まで連れて行き、「触りたいならこの部屋だよ」繰り返し伝えていく。  
・男性スタッフが気づいたら女性スタッフを呼び、一人になれる部屋連れて行ってもらう。など、本人にとってわかりやすいように支援方法の統一をする。

【他事業所とも連携をし、支援方法を統一する】

などの意見が出ました。

今回の研修で、支援の統一の大切さを改めて感じました。支援を統一していないと子どもが困るということ、アーチだけでの支援の統一だけでなく他の事業所との連携を取り、どのような支援をしているかを知ることがとても重要だと感じました。

(安井由香)


男性スタッフのグループの事例検討のテーマは、「人前で性器 を出して触る・ズボンの上から触る、擦ったりすること」です。

まずは、「性器を触ることはいけないことなのか?」、「爪を ペンや鉛筆で塗っている時があるので衛生面での問題がある」、 「どんな支援が必要か?」などを話し合いました。  

その話し合いの中で、「触ること=ダメ」ではない支援をして いくことが大切という意見が出ました。

彼の性器を触るという行動は、本人にとって時間つぶしの手段 になっていると思われます。「周囲に人がいるのに性器を出す行為はダメなこと」や「ズボンの上から性器を触る行為は周囲の人とって好ましくない行動に映ること」を伝えていくこと、成長過程を考慮し触って良い場所なのか、触っていい状況なのかの正しい対応を再学習し、今のその子の状態に応じたより良い支援や他の活動で時間を過ごせるように移行していくことが必要とわかってきました。  

次にどのように支援していくかを考えました。

【触るきっかけが何かを知る】

・することがない時に触っているのか、どんな状況の時に触るのか、触る行為の直前にはどんな出来事があるのかを明確に分析と検証を繰り返し、どのような支援が必要なのかを考える。

【行動】

・落ち着く、気持ちいいから触るのはOK。
・色々な検証を踏まえその子にとって、どう伝えていくと1番わかりやすいか、良い方法を探していく。

【支援方法を統一化】

・触っているのを見たらトイレに連れて行き、「触りたいならトイレ」と繰り返し伝えていく。


・女性スタッフが気づいた場合には男性スタッフを呼び、男性スタッフが本人への声掛けを行なう又はトイレ連れて行ってもらうようにするなど、支援方法の統一をする。 などの意見がでました。  

今回の研修で学んだことは、行なうべき支援を明確にすることの大切さです。子どもが困らないようスタッフが手本となり、正しい行動を繰り返し身につけさせる事が必要であ るとともに、「触れること=ダメ」といった短絡的に禁止する形にならないよう広い視野をもって支援に取り込む重要性を感じました。

(山田英玉) 



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