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児童デイサービス・知的障害者介護サービス


アーチ研修報告

Vol.46 2017年10月14日発行

「障害児の支援制度の成り立ちと現状の課題」

日時:2017年8月20日(日)  主催:あいち児童発達支援連絡会
講師:渡辺顕一郎さん(日本福祉大学教授)
参加者:赤崎、小澤(篤)、平松、安田、安井

 講演の内容は、障害者権利条約から障害者差別解消法に至る経緯や子どもたちを取り巻く現状と課題、放課後等デイサービスの歴史的背景やその役割など非常に多岐にわたるものでした。
 放課後等デイサービスのガイドラインに関する解説では、デイサービスの基本的役割として、「子どもの最善の利益の保証」「共生社会の実現に向けた後方支援」および「保護者支援」を中心に話していただきました。その中で、「親は子どもの支援者であらねばならないという固定観念に囚われてはいけない。」という先生の言葉には、はっとさせられました。放課後等デイサービスだけでなく様々なサービスを利用することによって、親御さんが社会に出て働ける時間を保障することは、今後、人口減少が続く日本社会において大きな意義があるという考え方にレスパイトだけではない役割を認識することができました。
 ただ、やはり、子どもにとって最大の理解者は間違いなく親御さんなので、よりよい支援を行うためにも、現場で働く我々は親御さんから学ぶという姿勢は持ち続けていたいと思います。
 次に、放課後等デイサービスの現状と今後の課題について話されまし たが、「現在、全国で8000を超える事業所があり、今後、ますますサービスの質の向上が重要になってくる。」とのことでした。ガイドラインでは、事業所で行うべき基本活動について、「自立支援と日常生活の充実のための活動」「創作活動」「地域交流の機会の提供」「余暇の提供」の4つを複数組み合わせて支援を行うことを求められています。もちろん、アーチでもその点を意識し、創意工夫を凝らしながら活動プログラムを提供していますが、子どもたちは日々成長し、発達の道筋は一律ではありません。常に振り返り、見直し、よりよいものにするための努力を怠らないようにしていきたいと思います。
 さらに、「第三者評価」についても言及され、現在の自己評価、保護者評価に加えて、新たな評価基準が導入される見通しであるということでした。放課後等デイサービスとしての専門性がこれまで以上に問われるようになるのは間違いないと思われます。
 最後に、放課後等デイサービスと他の関係機関との連携についても触れられ、学校はもちろん他の事業所、放課後児童クラブなどとも協力し、子どもを中心に据えた支援体制を確立していくことが今後の重要な課題であることを強調されました。教育、福祉の分野ではよく、インクルージョンという言葉がキーワードとなっていますが、その実現のためにも子どもたちを支援する様々な組織間のインクルーシブな関係の構築が大切であると感じました。(安田徹夫)

平成29年度ホームヘルパー現任研修
    障害児と重症心身障害児者への支援
      〜であい・ふれあい・そだちあい〜

日時:2017年9月7日(木)、12日(火)、21日(木)
主催:名古屋市、名古屋キリスト教社会館
参加者:小澤(篤)、松本(春)、安井

 今回の研修では、障害の特性と基礎知識や重症心身障害児者の地域支援や生活支援など、たくさんのテーマでお話をしていただきました。
 障害特性については、発達障害の種類やコミュニケーションの取り方について教えていただきました。中でも印象に残ったのは声掛けについてのお話です。「片付けなさい!!」ではなく、「ぬいぐるみをおもちゃ箱に入れてね」と、言葉を聞いて絵で描けるような声のかけ方がいいとおっしゃっていました。
 また、「大人になった時を考えて支援する」というお話の中では、まだ体が小さいうちは抱っこをすれば動くことができるが、自分より体が大きくなって力も強くなったらどうするのかを考えて支援することがとても大切だと改めて感じました。
 発達と遊びに関しては、「自分の体を感じること」の大切さを学びました。子どもは脳にたくさんの栄養(感覚)をあたえることで発達していきます。楽しいと思える遊びをたくさん経験することで、いろんな感覚刺激を受けて意欲的に感覚を取り込み、どの感覚が必要かを選択して遊んでいます。成功体験や達成感を感じることで「またやりたい!!」に繋がります。たくさん体を使って遊ぶ機会を作ることが大切だと感じました。苦手なことでもスモールステップで、達成感を得てやってみようと思える機会と環境づくりが大切だと思いました。
 重症心身障害については、はじめに重症心身障害とは何かという話からしていただきました。重症心身障害とは、重度の肢体不自由と重度の知的障害が重複した状態のことをいいます。医療の発達によって命は救えるが、地域に預ける場所が無いということが現状だとおっしゃっていました。デイが出会いの場になるように、たくさんの人(仲間同士、スタッフ、地域の方など)が関わることを大切にしているそうです。
 また、より豊かな生活になるように意思表示をどう受け止め代弁していくかがとても大切です。そのために表情や日々の変化を観察して記録をとっておくこと、どれだけ広いアンテナをはって拾い上げることができるかが必要だとおっしゃっていました。
 訪問看護では、育児の主体は親御さんなので介護士や看護師がいなくても対応ができるように考えて支援をしているそうです。本人の体調が安定することで外出する事ができるなど、いろいろな経験をする機会が増えていきます。「家族はケアの担い手だが受け手でもある」とおっしゃっていたこの言葉の通り家族のレスパイトが本人の生活の安定につながるのでとても重要なことだと感じました。
今回の研修を受けて、気持ちを読み取ろうと考える事、自分だったらどう感じるかを常に考えて支援をしていきたいです。また、身体を使った遊びを子ども達とたくさんしていきたいと思いました(安井由香)


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