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アーチ研修報告

Vol.50 2018年6月15日発行

   

強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)

日時:日時:2018年5月19日(土)、20日(日)
主催:特定非営利法人 地域福祉サポートちた
講師:吉川徹さん(愛知県心身障害者コロニー中央病院)
   林大輔さん(社会福祉法人大府福祉会 たくと大府)
   稲生直幸さん(社会福祉法人愛光園 あったか生活支援センター)
   神田健司さん(特定非営利法人 あい)
   長谷川陽一さん
    (社会福祉法人西春日井福祉会 尾張中部福祉の杜)
   奥山善仁さん(株式会社 あいぽ)
参加者:服部、福井、加藤、安井

  
 「強度行動障害支援者養成研修講座」は二日間にわたる研修でした。
 まず、強度行動障害とは、自分や人を傷つけたり物を壊したりするなど、周囲の人の暮らしに影響を及ぼす行動が高い頻度で起きるため、特別な支援を必要としている状態のことです。この強度行動障害は、医学用語や診断名ではなく、福祉領域で用いられる言葉であり、重度・最重度の知的障害、自閉症との関連が指摘されています。
 そして、強度行動障害という状況は、生まれ持ったものではなく、本人のコミュニケーション障害の特性と、環境要因(物理的な環境、支援者の関わり方、周囲の人や状況)とがうまく噛み合わず、本人の「困っている」、「伝えたいが伝わらない」という思いが言葉ではなく、独特の表現や行動(自傷や他害、こだわり)になって表れたものだということでした。
 そして、その強度行動障害に対して、最も有効とされるアプローチが「構造化」であるそうです。構造化とは、自閉症の支援法として40年以上前から用いられてきたもので、自閉症の人の一人ひとりの学習スタイルに合わせて、「今、何をするのか」「次に、どうなるのか」を予測可能にできるよう、周囲の環境を調整し、分かりやすく伝える方法のことです。具体的には、絵や写真を使ったカード、見通しが立てられるように視覚化したスケジュールを作る、不要な刺激を減らしたり、仕切りや床材を色分けしたりして活動のしやすい空間を作る、などが挙げられます。
 この構造化も、全員が同じものを使うような画一的な方法で行うのではなく、本人の性質に合わせて行うことが大切ということでした。例えば、同じ視覚化したスケジュールでも、一日の流れを、絵カードで示した方が分かりやすい人もいれば、文字で書いた方が納得できる人、次の行動のみを提示された方が安心できる人など、様々であり、本人に合った形を考え、実際に用い、検証して、を繰り返し、本人の特徴により合った形を探していき、安心して生活できる環境を作っていくということです。
 今回の報告では、書ききれなかったのですが、研修では他にも、グループワークによるケース検討や、児童精神科医の先生による講義、実際に構造化を用いたケースの発表など、さまざまなお話、体験がありました。
 また、聴講している方々がみんな熱心で、休み時間にも「自分の働いている所は、こういう所であって…」、「構造化はこんな風にも使えるのではないか」など、お互いに意見を交換していたのが、とても印象的で、たくさんの刺激を受けた研修であったと感じています。(服部晃明)

2018年度初任者研修

日時:2018年5月13日(日)
主催:あいち児童発達支援連絡会
講師:山崎工さん(特定非営利活動法人 Peek.a.Boo)
   船橋温子さん(特定非営利活動法人 しっぷ)
参加者:浦野


 今回は児童発達支援や放課後等デイサービスとは何かを学ぶための初任者研修に参加をしました。
 この研修では児童発達支援ガイドラインに関してのお話があり、その中で児童発達支援における基本理念として、「子ども本人の最善の利益の保障(発達保障と発達支援)」、「地域社会への参加・包容の推進と合理的配慮」、「家族支援の重視」、「障害のある子どもの地域参加・包容を子育て支援において推進するための後方支援としての専門的な役割」の4つの理念に関しての説明がありました。
 また、提供すべき支援は、発達支援(本人に対する支援)、家族支援(家族に対する支援)、地域支援(地域連携による支援)の3つから成り立っており、これらを総合的に行っていきます。3つの中でも発達支援がとても大事な支援だということでした。
 次に放課後等デイサービスのガイドラインの説明では、基本活動のことを教えていただきました。
 放課後等デイサービスの基本活動とは、
・自立支援と日常生活の充実のための活動(身辺介助、生活指導、人間性
 のあり方など)
・創作活動(自己表現する喜びを体験する)
・地域交流の機会の提供(街の中で生きていくことを保障する、
 地域で当たり前に暮らせるように地域との交流を図ること)
・余暇支援の提供(家庭でもない、学校でもない、ここに来たら癒やされる
 空間であることが大切)、のことを言います。
 子ども一人ひとり、今の課題はなにか、どんな支援方法がその子にとって有効的かなどを踏まえた上でこれらの4つの活動を複数組み合わせて支援を行います。放課後等デイサービスを実施するにあたっては、このような基本原理を押さえることが大切だと話されました。
 活動プログラム(活動のねらいは何か)と個別支援計画については車の両輪なので、組み合わせながら個々の子どもの生活や発達のニーズ、保護者の子育てニーズなどを勘案し、設定し支援していくことが必要であるそうです。
 また、みんなで考える検討会では、事例について多くの意見が出され、シェアできることがたくさんありとても参考になりました。参加をしてみて私は大した経験もありませんが、今回の基礎研修で学んだことを念頭において、微力でもなにか役に立てることはないだろうかを常に考え、研鑽しながら熱意を持って子どもたちと関わって行きたいと感じました。(浦野かおる)

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