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アーチ通信

Vol.14 2006年5月5日発行

注意深いまなざしと好奇心

大江健三郎さんが朝日新聞に4月から月一回の連載を始めた「定義集」にこんな文章がありました。「不幸な人間への好奇心だけ盛んな社会で(中略)注意深くかつ節度ある振る舞いに(中略)新しい人間らしさを見出す」知的な障害と身体障害とを併せ持ち、てんかん発作もあり音楽家でもある長男・光さんとの散歩中に起こった周囲の人々との出来事からの言葉です。詳しくは原文を読んでいただくとして、トラブルの渦中にあった大江さん親子に、何か必要があればいつでも手助けできますよと距離を置いた過干渉にならない少女の振る舞いをさしています。

先日の午後、私はAさんと名古屋南部の団地にある小公園に行きました。Aさんは自閉スペクトラムで言語が苦手だけど、すべり台やブランコが大好きな、そして小さな犬を見ると自動車が走っている車道にでも逃げる、小心でおだやかな10代前半の男の子です。その日は小学低学年くらいの女の子数人が富士山型のすべり台にいて、Aさんは遊びたいけれど近づけず、隅っこにある鉄製のすべり台で一人遊んでいました。階段を上り下りしながらも山のほうに行きたいのでちらちらと見ています。そこへ10才前後の3人の男子が自転車でやってきて、大きな声で乱暴に女の子たちを追い払って占領しました。3人は不良っぽかったので、Aさんがからかわれたりいじめられたりしないか気をつけていると、その時Aさんがさっきまで近づけなかった山のほうへニコニコしながら小走りに駆け寄っていったのです。トラブルにならぬよう私が歩み寄りかけたところ、思わぬことが起こりました。乱暴そうな男の子たちが顔を見合わせて、何も言わずに我先に公園から退散したのです。
ひとに障害があるのか、それとも世の中に障害があるのか、考えさせられました。


僕たちはいつも困って一人ぼっちなのです。
僕たちを笑わないでください。
僕たちをのけ者にしないでください。
僕たちを助けてください。
「この地球(ほし)に住んでいる僕の仲間たちへ  12歳の僕が知っている自閉の世界
 東田直樹・東田美紀著(エスコアール)」


発達障害とマスメディア 

3月下旬に川崎市で児童が15階から投げ落とされる殺人事件がありました。
このおぞましい事件があってから、この犯人が障害を持っていないかが気にかかっていた方も少なからずいらっしゃると思います。「ふつう」なら自分のこどもや身近な小さな子が同じような被害にあわないかを心配するところでしょうが、まずは障害と犯罪が結び付けられないかを心配してしまう私たちがいます。ここ5,6年だけでも、豊川主婦殺人、浅草レッサーパンダ男、全日空ハイジャック、長崎男児殺害、佐世保女児殺害、といくつもの事件で、「自閉症」とか「アスペルガー症候群」とか、障害と犯罪とが関連あるかのような報道があったからです。

そんななかで、マスコミが事件と障害との関わりをどう捉えて、どう報じてきたのか。自閉症などのユニークな個性をもった人々が社会に温かく迎えられるにはどうすればよいか。メディアの現場で働く記者や編集者、弁護士、医師、親などが議論を重ねて2月に出した「発達障害とメディア 野沢和弘・北村肇編著(現代人文社)」が、ささやかでも明かりを見出すことのできるお薦めの一冊です。中心となっている毎日新聞・野沢記者は発達障害のお子さんを持つ親でもあり、こんな言葉でまえがきを締めくくっています。「ミスタービーンを心やさしい愉快な隣人と見るか、相手の気持ちがわからない気味の悪い男と見るか ―。私たちが暮らしている社会の質そのものが問われているのである。」 (赤崎倫夫)


♪卒業生お祝いの会♪

小学校をご卒業された方々を中心に、3月23日、南生涯学習センターでご卒業をお祝いしようと『お祝いの会』を行いました。開場と同時にみんな続々と集まってくださり、「何が始まるのだろう!?」とざわざわとした空気に包まれた中、まずはアーチさくらを代表して堀田からごあいさつ。
引き続き当日の目玉である、素敵なゲスト『Yu&Kei』のご登場でみんなにジャグリングを披露してくださいました。
『Yu&Kei』さんとは、大蔵雄人さん(Yu)恵子さん(Kei)親子でお祭り、デイサービスセンター、保育園、学童など、様々な場所でジャグリングなどを披露され、活動をされている方々です。雄人さんは南養護学校高等部をご卒業され、現在はスーパーの青果コーナーに勤務されています。

ショータイムでは、お皿回しやシガーボックスなど、相性抜群のコンビネーションで次から次へと素晴らしいショーを見せてくださいました。次から次へと飛び出す技に、皆さん目が釘付けになっていました。
その後は子どもたちにジャグリングの道具を実際に触れさせていただき、みんな各々手にとってジャグリング体験をしました。

みんな興味津々でいろんな道具を手にとっていましたよ。実際にシガーボックスを試してみた子はなかなか上手く出来ず苦戦していました。みんなに人気だったのは皿回しの道具のようで、真剣にお皿を回そうと頑張っている子もいました。一通り体験し終えると、次は軽食タイム!!軽くつまみながら皆さんでおしゃべりしたり、楽しいひと時を過ごしました。

次はハズレくじなしのくじ引き大会!!中には自分が欲しかった賞品が当たらず、少しご機嫌斜めになった子もいましたが、豪華(!?)賞品も用意し、子どもたちにもお母様方にも満足していただけたかな???と思います。

最後はアーチスタッフからみんなへのメッセージが書かれたカードと記念品を、一人ひとり名前を呼ばれた子から前に出て、贈呈してお祝いの会を終えました。短い時間でしたが、お母様同士の交流もあったり、とっても楽しい時間でした(*^。^)



アーチさくらの活動
さくらデイサービス★みんなで桜作り

さくらデイサービスでは、4月の取り組みとして桜の木作りを行いました。といっても画用紙製ですが・・・。桜の木を模った画用紙をあらかじめ用意しておき、その上から折り紙でペタペタ色を付けていきます。創造力を膨らませながら、一人ひとりオリジナルの桜の木が完成しました。
 折り紙の色を選びながら慎重に貼っていく子や、最初にのりを画用紙に塗り、その上からパラパラとたくさんの折り紙を貼っていく子、桜の形の画用紙が見えなくなるほどたくさんの折り紙を貼っていく子など、様々な作り方でとってもステキでキレイな桜ができあがりました。みんなが一生懸命作ってくれた桜の木は、アーチさくらに飾られていました。本物の桜はもう散ってしまいましたが、4月中アーチさくらではみんなの作ってくれた桜で満開でした。とってもキレイに咲いていましたよ☆5月はみんなでこいのぼりを作りたいと思います!!

<6月のとりくみ予定>
かたつむり作り★音楽療法★スタンプ遊び★シールおえかき★オムレツ作り★デコレーションアイス作り・・などなどですおたのしみに(^_-)-☆


アーチきくいの活動

3月31日 とんでけ!!ウグイス

明日から4月!ウグイスの鳴き声も聞こえてきそうな季節だったので、工作に挑戦しました。紙コップを2つ用意して、1つは木にみたて茶色に。もう1つはウグイス色にして、木からウグイスを飛ばそうという仕組みです。工作道具が出てくると、机の周りに集合してスタッフの見本をみて、実際飛ばしてみると、皆目を丸くして大喜び!!自分たちの紙コップに羽や口ばしを貼った自由に目を描きこんでくれたり、色とりどりなウグイスが出来上がりました。出来上がったウグイスの紙コップに、4箇所の切り目を入れ、輪ゴムで十字にとめて、木の紙コップに差し込んで手を離すと・・・上に高くウグイスが飛びます。その姿をみて「すごーい!」と声をあげて喜んでいました(#^.^#)

4月7日 ヨーグルトパンケーキつくり

みんなが大好きなホットケーキに、今日はヨーグルトを混ぜてみました。ヨーグルトが苦手な子も不思議そうにみていましたが、いざおやつ作りが始まるとヨーグルトのことは忘れて、楽しそうに取り組んでいました。ホットケーキミックスをボウルに入れるところから順番を決め、誰が卵を割る係りか、誰がヨーグルトを入れる係りかと順番をきちんと決め、順番を守って生地を混ぜてくれました。ホットプレートがあたたまってから、1人ずつ生地を流していきます。ここでも皆順番をしっかり守ってくれました。皆、1回はホットケーキをひっくり返して出来上がり☆ヨーグルトが入っているので、取りあえず何もつけずに食べるのをすすめて、メープルシロップがなくても、おいしそうにパクパク食べてくれましたよ(*^_^*)
 
4月14日 粘土あそび

今日の取り組みは粘土遊びです。食べても大丈夫!!な小麦粉粘土作りをしました。スタッフがあらかじめある程度まで作り上げておき、皆には色をつけてもらいました。
粘土が出てくると、なんだ?なんだ?という感じで集まってきてくれ、触って変な感触に驚いたり、黙々と粘土をこねる子もいました。顔料マーカーで粘土に色を入れていきます。赤や青・黄色に紫とたくさんの粘土が出来上がり(中にはいろいろな色を混ぜて何色か分からない粘土もありましたよ)、気に入っ
た色の粘土が出来上がると次は形を作り始めました。
細長く伸ばしてうどんやラーメンを作ったり、大好きな「たまごっちのキャラクター」や「かぶとセプター」を作ったりと、思い思いの作品を作り上げてくれました。


「新年度を迎え」−居宅介護等事業所 アーチさくら

2006年4月から「自立支援法」が施行され、居宅介護等についてもサービス内容・名称等の変更がありました。また、10月には、サービス事業体系の再編も図られます。
これを受けて私どもアーチさくらは、ご利用対象として身体障害をお持ちの方まで拡げ、またサービス内容も「行動援護」「日常生活支援」の2サービスを新たに加えて一層の充実を図りました。
身体障害をお持ちの方への支援について経験不足な面は、研修、資格所得などを通じスタッフ個々のスキルアップを着々と進めております。また、児童や知的障害をお持ちの方への支援についても今まで以上に「サービスの質の向上」を図っていきたいと思います。

法改正によりご利用者・保護者の方々は「10月以降余暇の保障があるのか」、「定率負担による自己負担額増加」など様々な不安を抱えてみえることと思います。アーチさくらにおいても今まで事業収入の多くを占めていた「外出(移動)介護」がなくなるなど大変厳しい現状があります。
まだまだ課題は多くありますが、その中でも「障害の有無に関係なく、みなが共に豊かな暮らしを送る」というノーマライゼーション社会実現の一役を担えるよう、また、ご利用者さまが時に見せてくれる素敵な笑顔を支えに、障害をお持ちの方の支援を行っていきたいと日夜考えております。がんばりますので、暖かく厳しいご意見等をお寄せください。


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