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アーチ通信

Vol.22 2007年9月15日発行

 

支援者養成セミナーに参加して

9月9日(日)に、日本自閉症協会愛知県支部主催の支援者養成セミナーに参加しました。  

三部構成に分かれており、まず第一部は「自閉症文化を理解する」というテーマで、荻野ます美さんがお話してくださいました。自閉症の障害特性や、発達障害の区分など、支援者が知っておかなければならない基本的なお話や、私たち支援者がいつも悩んでしまう自傷行為、パニック、大声や奇声などの問題行動(行動障害)と呼ばれているものについてのお話など、とても分かりやすく説明してくださいました。

この問題行動と呼ばれるものは、人との関わりの中で起こるようになったものであること、環境への不適応行動であるので、支援や療育の失敗による結果が、この問題行動というものに表れているということだそうです。 私たち支援者は、自閉症の特性をしっかりと理解し、その上で支援の内容を組み立てるということが大切であるということを改めて感じることができました。

お話の後は、実際に自閉症の方が、日常生活の中で周囲がどのように見えているのか、周囲の音などはどのように聞こえているのかなど、疑似体験を行いました。実際に体験をすることで、自閉症の方の感じ方が私たちとは違っているんだということを改めて知ることができ、それを元に、どのように声掛けをするべきなのか、どうしたら伝えることができるのか、工夫をしながら接していきたいと感じました。

次に、第二部では「発達障害者の地域生活支援」というテーマで、NPO法人ゆめじろうの出口晋さんのお話を聞きました。実際に私たち支援者は、一人の利用者さんの生活の一部分しか見ることができておらず、生活の四分の三という大半は、家族が見ているということになるそうです。

私たちが提供しているケアサービスは、本人、家族の両方を含めて考えなければならず、一人一人の大切な自己実現を支えること、その人らしく生きることを支えることが大切であるということを学びました。

第三部では、ガイドヘルプ「こんな時どうする?」というテーマで、グループに分かれ、実際に移動支援において私たちが支援する行為
@歩く、止まる
A待つ
B選ぶ、買う
C乗り物に乗る
D降りる、乗り換える
Eトイレを利用する
F食事をとる
G予定を理解し自立的に行動する
という項目に対して出てくる問題を取り上げ、その時に私たちは一体どう支援したらいいのかということを話し合いました。いろんな支援者が集まっていることもあり、様々な意見、実際の体験談や、自閉症のお子さんを育てている親御さんが実際に今までに工夫してきたことなど、とても興味深いお話を聞くことができました。

今回このセミナーに参加し自閉症という障害について改めて再確認することが多々ありました。 このセミナーで学んだことを生かしていけたらと思います。

(永山郁美)


♪音楽の時間♪

アーチさくら・きくいのデイサービスでは、名古屋芸術大学の学生ボランティアさんによる「音楽の時間」を行っています。 「音楽の時間」に取り組んでいただいている坂下緑さんからお話をうかがいました。

「音楽の時間」では、まず"はじまりのうた"で一人ひとりの名前が呼ばれて始まります。絵を見ながら歌をうたったり、楽器を使ったり、お姉さんのポーズを真似するなど体を使った音楽遊びをしています。子どもたちも少しずつ慣れてきたようで音楽の時間を楽しんでいます。

音楽の時間としてアーチの活動に関わらせていただき3カ月ほどが過ぎました。初めはどのように活動したらよいのか私たち自身、模索しながらの進行でした。そのため、お子さんたちも戸惑いがあったことと思います。しかし、職員の方たちにアドバイスをいただきながら数回を重ね、最近では「私たち=音楽の時間」と感じてくれる子が見られるようになってきたことを嬉しく思っています。まだまだ未熟な私たちですが職員の方々に支えていただき、これからももっと一緒に楽しい時間を過ごせるように努力したいと思っています。よろしくお願いします。


スタッフ紹介

今回は、アーチきくいの送迎担当の生駒です。

初めまして、ドライバーの生駒です。アーチきくいへ来てから、早いもので5ヶ月が経ちました。初めのうちは、名前と顔がなかなか合わなくて…スタッフの皆さんに迷惑をおかけしました。最近ようやくわかるようになったかな? 子どもさんたちの元気な声を聞きながら私も元気をいただいています。特に水遊びの時などは、からだ全体から喜びを表現していて、見ている私も嬉しくなってきます。安全運転で送迎をさせて頂きます。今後とも宜しくお願いします。

S.12.10.6
O型 
てんびん座
趣味:卓球


アーチさくらの活動〜うちわづくり

アーチさくらでは、この夏に"うちわ"作りをしました。子どもたちが最初にうちわを見たときはいったいこれは何だろうと少々??のようでしたが、いざ飾り付けが始まると見本をみたり他のお友達がやっているのを見よう見まねで絵を描き始める子や、じっと考えてカブトムシの幼虫を描いている子、ペンで虹を描いてカラフルにしている子、うちわにストローをつけて立体的にしている子など、みんな思い思いに仕上げていました。 その子にしか出来ないオリジナルなうちわができたと思います。見守っているスタッフもみんなの発想力に驚かされてばかりでした。

そんなアーチさくらのボランティア服部晃明さんから感想をいただきました。

今年の三月から月2回ほど、アーチさくらでボランティアをさせていただいています。本当にいろいろな子がいて、押入れの上に登るのが好きな子、ボールをこよなく愛する子、絵を描くのが好きな子、全力で体当たりを仕掛けてくる子、どの子も優しく人懐っこいです。自然とこちらを惹きつけてしまう子が多いと感じました。スタッフのみなさんは、子どもたちと同じ目線で接しながら、叱るときには叱り、全体に目を向けつつも、異なる個性をもった一人一人に向き合ってみえます。子どものようになって接する部分と、子どもに必要なことを教えていく大人の部分が共存しておりいつも感心させられます。私は要領が悪く、ご迷惑をおかけすると思いますが、これからもボランティアを続けていければと思いますので、よろしくお願いします。


アーチきくいの活動〜みんな大好きな水あそび!!!

アーチのデイサービスでは、今年の夏もきくいのお庭にビニールプールを出して水遊びをしました!きくいの子どもたちだけでなく、さくらの子どもたちも土曜日などにきくいまでお出かけして水遊びを楽しみました(^o^)みんな待ちに待った水遊びだったようでウキウキしながらアーチへ来てくれました。 お友達と水をかけ合って遊ぶ子、人魚のようにとっても気持ち良さそうに水の中にもぐる子などそれぞれに水遊びに時間を十分に満喫していました。 とっても暑い夏でしたが、その暑さも忘れてしまうぐらい元気いっぱいな子どもたちの姿を見ることができました。

スライム作り アーチきくいでは、スライム作りに挑戦しました。 スライム作りに興味津々の子どもたちは、アーチに着くと「今日はスライム作る?」と聞いてくれました。いざスライム作りが始まり見本のスライムを見るとみんな目を輝かせて「やる〜!!」と嬉しそうに取り組み始めました。 水や洗濯のりなどを混ぜて、絵の具もいろいろな色を混ぜて、ぐるぐるかき混ぜて、だんだん固まってスライムらしくなってきます。赤や青、緑のきれいなスライムが出来上がると手でぷにぷにしてみたり、机や手にくっつけて遊び、それぞれに楽しんでいました。嬉しそうに「もう一個作る〜!」という声も聞こえてきました。              

〜たなばた飾り〜

7月7日はたなばた!ということで、アーチきくいでも笹を飾り、短冊にお願い事を書いて結びました。お願い事や飾りなどみんなの思いがこもった笹が出来上がりましたよ。この笹は、ハバシタ幼稚園(西区)さんからご寄贈いただきました。


感話究題

*人によって障害の度合いも、してほしいことも違う。どうすることが最善なのか、当人と一緒に考えてあげてください。

*「子どもを変える」のではない「子どもが変わる」のだ。
*私たち(大人)の人間を見る眼の育ちに応じてしか、子どもたちは見えてこない。
*自分の発達を願わない子はいない。子どもこそ発達の主人公。
*「願い」はあるが実現できない中で悩み苦しむ姿。問題行動と見られてしまうことがある。
*「問題行動」を発達要求ととらえる。
*いわゆる問題行動の裏に隠された本当の願いが見えてくる。
*それぞれの弱さを出しあいながらお互いに高まりあう「集団の力」を生かす。
*集団の中でこそ育つ!…個への配慮を包み込む集団づくり。集団の中での自己実現を!
*できないことの一つひとつをできさせようとするのではなく、その子の「中心的な課題」に手厚く働きかける。
*良い行動を取りだし、悪い行動を減らしていく技術ばかりを駆使しても、子ども理解にはつながらない。
*真の子ども発見は、大人の自己否定・自己変革がともなう。
*「愛」の反対は憎しみではなく放任である。
*子どもの事実を軸に、大人の集団が形成されていく。
*子どもの思いを全面的に「受け止める」。願いをくみ取り、支え、乗り越える。ただし「受け入れる(言いなりになること)」とは決定的に違う。

冒頭の言葉(太字)は「視力3cm〜それでも僕は東大に」(グラフ社・写真左)のなかで、視力が十分発達せず焦点も定まらない「未熟児網膜症、先天性眼震」という障害を持ちながら東京大学に進学し、成人を記念して、支えてくれた家族や友人への感謝の気持ちを本にした小川明浩さんのもの。「弱視」は見えていると思われる分、理解されにくい障害で、発達障害とも共通した部分があります。

8月25,26日に開かれた「視覚障害乳幼児研究大会」で、小川さんのお母さんで小児科医の弓子さんとお話しする機会がありました。焦りのあまり手を上げたこともあると涙ながらに振り返る中で、本人が自ら道を切りひらこうとしていることが分かったとき、深く後悔されたそうです。

あとの感話語録はすべて9月9日の第19回発達保障講座「障害のある人たちの内面を理解する実践を」でのノートからのものです。竹沢清さん(中部学院大学)と佐藤比呂二さん(しいの木養護学校)、お二人の日常の実践からにじみ出た実のあるお話で、ともに底した熱い思いを感じました。

* 私たちの専門性は「子ども理解」であり、私たちの仕事は「コミュニティー労働」。 いくつもの言葉をノートから取り出して、整理して書き記しながら、いまあらためて子どもが主役であることを再確認しています。

(赤崎倫夫)


今年の夏はとても暑かったですね。子どもたちは長い夏休みも終わり、新しい学期が始まりましたね。ピンク色だったアーチ通信も今回から新しく水色になりました。今後も内容を充実させていろいろな情報をお届けできたらと思っています。                     

編集担当:渡辺愛


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